コドモの為のWAVECELとは
なかなかビックリのNEWSでした。
最先端のスポーツヘルメット用の安全技術である "WAVECEL"を採用した...、なんと子供用ヘルメットが登場です!
とは。オーバースペックすぐる...!
安全であればあるほど、安心して遊ばせてあげられる。転けるほど熱中していたってハラハラし過ぎずに見守ってあげられるというものです。
自分にも娘が出来て以来、やはりこういった商品へのアンテナがにょきにょきと生え始めました。地味~にどこかに子供用の安全装備が置いてあるのが最近のヤマネです。
例えばこの RACEFACE "SENDY GUARD"
ELBOW ¥6,900
KNEE ¥7,800
D3Oを使用した、硬くない快適なプロテクターです。2サイズあり小学校あたりの子供たちに合うでしょう。普段は柔らかくペダリングを邪魔しないけれども、いざ衝撃を受けると硬くなり受け止めてくれます。
大人がこぞって使う技術を子供用に落とし込んだ物です。
次いでに...
bern "TIGRE" ¥7,480
1歳半で被れるヘルメットもありますョ。
さて今回のお題のものはTREKはBONTRAGERから新発売です。
BONTRAGER "JET YOUTH WAVECEL HELMET" ¥10,900
国内展開は、ユース(50-55cm)サイズのみですね。
いまやヘルメットの性能は発泡フォームにカーボンやらケブラーのフレームを仕込んだ軽量製とか、キノコ頭がどうとか!で語るものではなくなったようです。
標準はMIPSです、コレを採用したことの無いメーカーはモグリと言ってしまって良いと考えています。
そしてWAVECEL。
想定される転び方が、上から真下に打ち付けるような衝撃は既存のもので、MIPS以降は横方向に吹っ飛んでいく事態が考えられています。
そこでは頸椎など首回りへの衝撃・影響までもが検討されています。例えば脳震盪など。
時速30km/h~で駆け抜けるロードサイクリングだけでなく、いわゆるママチャリですら自動車に跳ね飛ばされると数十メートル飛んでいく事になります。
まあしかし幼い子供たちの行動様式の中だけではWAVECELやD3Oほどの安全性は必要なのかという常識的な判断をされる方は多いでしょう。.
実際のところ各学校・教育委員会、交通安全協会ですらヘルメットなどの安全規格が適しているかについての検討はされていないようです。
ただ少なからず、自動車社会の影響は誰でも受けること。もう一つは子供たちが実はとても冒険家であったり、挑戦者であったりすることがあります。それはしばしば親の目の届かないところで発揮されます。
そこでのチャレンジを出来る限り応援してみたいという考えの方にこそ、その時最先端の安全性を子供用に与える意味があるかと思います。
人間それぞれの独立性を育てるのにどこまで許すのか、そのさじ加減が拡げられる道具として親御さんにお勧めしようというあくどい商売を考えています。ハイ。